はじめに
工場の設備更新やレイアウト変更において、担当者様の意識はどうしても「新しい機械」に向きがちです。
「新型機はいつ納入されるか」「スペックはどうなっているか」「どこに配置するか」……。
しかし、新しい主役を迎えるためには、長年働いてくれた「古い設備」に退場してもらわなければなりません。
実は、プラント工事の現場において、トラブルが起きやすいのは「新規据付」よりも、むしろ「既存設備の解体・撤去」であるケースが非常に多いことをご存知でしょうか?
「固定ボルトが錆びついて外れない」
「タンクの中に残渣(残りカス)が入ったままで、切断時に引火しかけた」
「撤去したゴミ(産業廃棄物)の処理方法が分からず、コンプライアンス違反を指摘された」
このような事態になれば、新しい機械の搬入どころではありません。
今回は、設備入れ替え工事を成功させるための第一歩、「安全で正しい解体・撤去工事」のポイントについて解説します。
「ただ壊すだけ」ではない。解体工事が意外と難しい理由

「古い機械なんて、壊して捨てるだけだから誰でもできるだろう」
そう考えて安易に業者を選ぶと、痛い目を見ることになります。稼働中の工場内での解体作業には、新築現場とは異なる難しさがあります。
1. 「見えない危険」との戦い
長年使用された設備は、外観からは想像できない状態になっていることがあります。
配管内部に可燃性のガスや液体が残留していたり、機械の内部重心が変わっていて吊り上げ時にバランスを崩したり。
タテヌマテクノでは、解体前に必ず「残留物の確認」や「重心位置の測定」を行い、切断時の火花養生や飛散防止対策を徹底します。稼働中の隣接ラインを止めないための配慮が、解体屋の腕の見せ所です。
2. 建物へのダメージ回避
大型機械を無理やり搬出しようとして、工場の床や壁、柱を傷つけてしまう事故も後を絶ちません。
撤去後の床は、新しい機械の設置場所になります。「来た時よりも美しく」撤去し、アンカーボルトの切断跡(穴埋め)まで綺麗に処理して初めて、解体完了と言えます。
担当者が一番怖い「廃棄物処理(コンプライアンス)」の落とし穴

企業にとって、設備の廃棄に伴う「産業廃棄物(産廃)」の処理は、非常にデリケートな問題です。
もし、依頼した業者が不法投棄をしたり、マニフェスト(産業廃棄物管理票)の運用を誤ったりすれば、排出事業者であるお客様(発注者)自身が法的責任を問われます。
だからこそ、解体業者は「コンプライアンス意識」で選ぶ必要があります。
タテヌマテクノは、法令遵守を徹底しています。
- 金属くず(スクラップ)の有価物としての買取・リサイクル
- 廃プラスチックやコンクリートガラなどの適切な分別
- マニフェストの発行・管理サポート
これらを明確にし、お客様が安心して処分を任せられるフローを構築します。「適正処理」は、企業のブランドを守るために不可欠な要素です。
「解体」と「据付」を分けるデメリットとは?

よくある失敗が、「解体は安い解体業者」に、「据付はメーカー指定の重量業者」に依頼してしまうパターンです。
一見合理的に見えますが、現場では以下のようなトラブルが頻発します。
- 解体業者が予定通りに終わらず、据付業者が待機になってしまった。
- 解体業者が床のアンカー穴を埋めずに帰ってしまい、据付業者が困り果てた。
- 「ここまではウチの担当じゃない」という責任の押し付け合いが起きた。
これらを解決するのが、タテヌマテクノの「一貫施工」です。
タテヌマテクノなら「出して、入れる」までワンストップ

私たちは、解体工事のプロであり、重量物据付のプロでもあります。
この2つを同じチームで行うことで、驚くほどスムーズに現場が回ります。
メリット:無駄のない工程連結
古い機械を搬出したトラックに、帰り荷として廃棄物を積んだり、搬出で使った重機をそのまま搬入に使ったりと、効率的な運用が可能です。
また、撤去後に基礎の補修が必要になった場合でも、自社の職人がその場でコンクリート補修や架台の修正を行い、即座に新しい機械の据付準備を整えられます。
「古い機械の撤去から、新しい機械の据付、配管接続まで」
すべてを一本化することで、担当者様は「タテヌマテクノ」という一つの窓口とやり取りするだけで済みます。
まとめ
去り際こそ美しく。
次の設備が最大限に活躍できる「バトンタッチ」を演出します。
設備の入れ替え工事において、解体・撤去は「ただの後始末」ではありません。新しい生産体制をスタートさせるための重要な準備期間です。
- 「図面がない古い機械を撤去したい」
- 「狭い場所から大型設備を運び出したい」
- 「廃棄物処理まで適正に管理してほしい」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひタテヌマテクノにご相談ください。
安全かつクリーンな解体工事で、新しい設備の導入を全力でサポートいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

